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社長メッセージ

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執行役社長 柵山 正樹

「グローバル環境先進企業」を目指して
グループ一丸となって、豊かな社会の実現に貢献します。

社会から必要とされる企業となるために

長く繁栄する企業とは、社会から必要とされる企業です。社会から認められ必要とされ続けるためには、財務面だけではなく、CSRの面も非常に重要です。

三菱電機グループは、創業100周年を迎える2020年度までに達成すべき目標として、「連結売上高5兆円、営業利益率8%以上」を掲げています。こうした財務数値を企業の「身長・体重」に例えるとすれば、CSRは「人格」に当たります。もう一段高いレベルでの成長を実現するためには、「身長・体重」と「人格」をしっかりと伸ばしていくことが必要です。

私たちのすべての企業活動の基本には、「三菱電機グループは、技術、サービス、創造力の向上を図り、活力とゆとりある社会の実現に貢献する」という 企業理念があります。この企業理念をより具体的に実践していくために、CSRの4つの重要課題を定め、2016年度より活動を本格化させています。

CSR重要課題の取組の進捗

執行役社長 柵山 正樹

重要課題の1つ目は「持続可能な社会の実現」、2つ目は「安心・安全・快適性の提供」です。これらを両立させ、豊かな社会の実現に貢献する「グローバル環境先進企業」を目指し、今日的な社会課題である環境問題、資源・エネルギー問題の解決に、製品・システム・サービスのグローバル展開を通じて、寄与しています。2016年度には、環境への取組を国際NGOであるCDPから高く評価され、「気候変動」「水資源」「サプライチェーン」の3分野で最高評価である「Aリスト企業」に選定されました。これは単に環境負荷を低減するだけではなく、取組を通じて人々の暮らしをより安心・安全・快適にするという点も評価されたものと考えています。こうした評価に恥じぬよう、創立100周年である2021年を目標年とする「環境ビジョン2021」の達成に向けてしっかりと取り組んでいきます。

3つ目は「人権の尊重と多様な人材の活躍」です。三菱電機グループは常に人権を尊重した行動をとり、国籍、人種、宗教、性別等いかなる差別も行いません。また、女性活躍、グローバルな人材育成、高齢者の多様な働き方の支援、障がい者雇用の推進等により多様な人材が力を発揮できるよう取り組んでいます。非常に残念なことですが、過去に長時間労働に起因する労働災害を起こしました。このような事態を再び起こさないよう、全社をあげて総労働時間の削減と適切な労働時間管理に取り組み、従業員が仕事と生活のバランスをとりながら心身の健康を維持し、活き活きと働ける職場を実現すべく「働き方改革」をすすめています。

4つ目は「コーポレート・ガバナンス、コンプライアンスの継続的強化」です。コーポレート・ガバナンスについては、更なる経営の監督機能の向上のため、社外取締役への情報提供と意見交換の場の設置や、取締役会レビューの継続的な実施により、取締役会の更なる実効性向上を図っています。加えて2016年度から1名の女性社外取締役を迎え、より多様な視点を経営に取り入れるなど、「健全なチェック機能が働く企業経営」を目指しています。コンプライアンスの取組は会社が存続するための基本であり、継続的な対応が必要です。我々が目指すのは社会に貢献することであり、売上や利益は結果として付いてくるものです。目的を見誤らず、「自分たちは何のために事業をしているのか」従業員一人ひとりがしっかり意識して行動することが重要です。

CSRの重要課題に関する詳しい説明はこちら


社会課題の解決に貢献するイノベーション

2015年に国連総会で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs)など、国際的な動きにもグローバル企業として感度を高めていかなければなりません。三菱電機グループがSDGsの17の目標の達成にいかに貢献していけるか検討を始めています。

企業が事業を通じて社会課題の解決に貢献するためには経済合理性も不可欠であり、そのためにはイノベーションが必要です。大切なことは三菱電機らしいイノベーションにより、社会課題の解決にインパクトを与えることです。例えば、再生可能エネルギー(再エネ)で発電した直流電力は、従来、送電時の電圧変更が容易な交流電力に変換し、供給されています。しかしながら、直流電力を必要とする機器(例:データセンター等)に供給する場合には、再度、直流へ変換する必要があり、変換時の電力ロスが発生します。これに対して受配電システム製作所では、発電された直流電力を交流電力に変換せずに供給する仕組みの事業化を目指して、研究を重ねています。これが実用化すれば再エネをフル活用することができ、再エネ・省エネ分野に大きなインパクトを生むことができると考えています。

国内トップクラスの特許資産規模を誇り、その多領域にわたる知的財産権は三菱電機グループの強みとなっています。事業間のシナジーを発揮して、それらを的確に組み合わせることで画期的なイノベーションが生まれ、新たな価値創出につなげられると考えます。

各研究所でも、研究所間の連携強化に向けて動き出しています。研究開発の軸となるのが、社会から求められる課題解決のキーワード「IoT」「スマートモビリティ」「快適空間」「安全・安心インフラ」です。これまでの各研究所の特定の部署が担当してきた体制を改め、この4つのテーマで研究全体に横串を通しています。

デザイン研究所の「未来イノベーションセンター」が主導する「Small World Project」も、未来社会への貢献の好事例だといえるでしょう。このプロジェクトは、普段はそれぞれ違う事業分野に携わるデザイナーが集まり、途上国の人々の暮らしをサポートする取組です。例えば、インドネシアでは魚の移動販売で生計を立てる人々の所得の向上を目的に、食材を新鮮なまま流通させるバイク用の冷蔵庫のアイデアが実用化を目指す段階に入っています。このように、社会に潜在化するニーズを読み解き、未来志向での研究開発を続けていきます。

  • SDGs(Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標)は、2015年に国連総会で採択された、2030年に向けた人、地球および繁栄のための行動計画。

「Changes for the Better」~変革に挑戦し続け、次の地平を拓く~

執行役社長 柵山 正樹

昨今では、三菱電機グループを取り巻くステークホルダーの皆さまにも変化が見られ、「身長・体重」という財務面以外にも、企業の「人格」への関心が高まっていることを実感しています。「三菱電機グループは社会に必要な会社」だと認識していただくためには、企業理念に加え、「人格」を理解いただくことも重要であり、これまでにも増して、ステークホルダーの皆さまとのコミュニケーションを積極的に行っていきたいと考えています。

2016年2月には、東京2020オリンピック・パラリンピックのスポンサーシッププログラムの契約を締結しました。エレベーター・エスカレーター・ムービングウォークカテゴリーのオフィシャルパートナーとして、大会関連施設と周辺インフラのバリアフリー化に貢献します。また、車いすバスケットボールをはじめとする障がい者スポーツなど様々なスポーツを通じて、共生社会の理解を深めるプロジェクト「三菱電機Going Upキャンペーン」をスタートするなど、よりよい社会を目指す活動もおこなっています。

私たちが常に目指すのは企業理念にある「活力とゆとりある社会の実現」への貢献です。約14万人のグループ従業員一人ひとりが企業理念の実践を目指すことは極めて重要です。自社グループへの理解とビジョンの共有を促すため、2016年度には従業員向けの映像教材を製作しました。グローバルの従業員が理解できるよう、日本語、英語、中国語、スペイン語、タイ語など多言語対応とし、国内外のグループ各社へ展開を始めています。私は「変革に挑戦し続け、次の地平を拓く」をモットーにしています。社会のニーズは時代とともに変わっていきますが、従業員一人ひとりが「活力とゆとりある社会の実現」のために何ができるか、何をすべきか意識して挑戦し続けることで、社会から信頼され続けることができます。それは2020年もその先の未来も変わるものではありません。これからも、コーポレートステートメントの「 Changes for the Better」の精神にのっとり、「グローバル環境先進企業」を目指し、グループ一丸となって、豊かな社会の実現に貢献します。

執行役社長 柵山 正樹



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